「電通の社員個人事業主化」はリストラなのか?

皆さんこんにちは。初めまして!
「ヒューマンアシストのウソップ」こと、広報担当ふじこです。
今日からこの場をお借りして、
知っておきたいニュースや人材業界のトレンド等について、
弊社社長・田辺と交換リレー形式にてお伝えしていきます。
「役に立った」「よくわからなかった」「へえ~」などなど、
どんな感想でもいただけたら、とっても励みになります。
これからどうぞ、よろしくお願いいたします!!!

さて、では早速本題に入ります。

電通、社員230人を個人事業主化へ

今月、新聞やニュースメディアを賑わせたこのニュース。

「電通、社員230人を個人事業主に 新規事業創出ねらう」

え、え、えええ・・・!?

優秀な社員がどれだけいても(たくさんいるからこそ、かもしれませんね)
今まで頑なに副業NGを貫き通してきた電通さん。
それがついに、社員を個人事業主化させる方向に舵を切りました。

個人事業主化の3つのポイント

この取り組みのポイントは3つです。

◆対象者は40歳以上の社員
◆現在会社で担当している業務と給与を保証した上で、「業務委託」扱いに切り替え
◆電通以外の仕事をしても良いが、同業界はNG

対象者の年齢や業務の制約があることから、
「電通の個人事業主化は、実質リストラと同じだ」という意見も囁かれましたね。

個人事業主化=リストラ?

人材業界のトレンドやライフハック術が学べるYoutubeチャンネル「リアルゲームチャンネル」では、
発信者のエイジンさんが、こんなお話をされていました。

「会社として成り立っているうちに、
慣れていない世代の人たちがパラレルワークを経験できることは、
本人にとってプラスでしかない。」

「会社からの”自分で稼げるようになる練習をしておいてね”というメッセージだし、
ある日急にリストラをするよりも、だいぶ優しい。」


この意見、私も激しく同意します。

電通さんの社員ではありませんが、自分の50代の父親のことを思うと、
新卒から勤めあげている会社をある日突然リストラされたら、
きっと、「何から手をつけて良いかわからない」状態になってしまうと思うのです。

いくらサラリーマン能力がズバ抜けて高くても、
「自分で稼ぐ」「仕事を生み出す」ことができるとは限りません。

そう思うと、ちまちまと副業するよりも、
そんな環境に身を置いてしまった方が、本気を出して取り組めますよね。

そして、エイジンさんの話の中で最も印象に残ったことは、

「この先電通に限らず、この風土は日本全体にも広がってくる。
キャリアをつくりあげる上で転職することは前提になり、
”会社に頼ってキャリアを育てる”という文化はなくなっていく。」

というお話です。

日本の働き方のほとんどが「メンバーシップ型」(=人に仕事をつける働き方)
だと言われていますが、今回のようなニュースで
そんな日本の働き方は変わりつつあると実感しますし、
新たな働き方が浸透した世界は、
私たちが思っているよりも早く訪れるんじゃないかなと思います。

キャリアは自分で形成していく時代へ

個人は「キャリアを自分で管理する」という意識を持ち、
反対に会社は、「叶えたいキャリアにコミットする」。

そんな関係性が築いていけたら、個人も会社もお互いがもっとハッピーになって、
もしかしたら「新橋で愚痴を言うサラリーマン」なんて生き物はいなくなるかもしれません。

今まで慣れ親しんだ環境が変わることは、とっても怖いことです。

けれど、どうせ変わるのなら、少しでも準備期間は長い方が良い。
大々的に「副業解禁」とまではいかなくても、
「電通のニュースについてどう思う?」
なんて、社員の方と意見交換をすることから、始めてみても良いのかもしれませんね。


ね、田辺社長っ!


これにて、記念すべき第一回
「”電通の社員個人事業主化”はリストラなのか?」を終了します。

拙い文章に、最後まで目を通していただきありがとうございました。

次回はちょっと真面目に、「総務省労働力調査」を元にして、
2020年の人材業界の傾向をまとめます。

どうぞお楽しみに!

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